ロシアへの留学
Tさん
人文学部 人文学科
留学期間:2018年 2月 ~ 2018年 6月
留学先:極東連邦大学
留学先大学について
極東連邦大学はウラジオストクの南部に位置する離れ小島、「ルースキー島」に位置しています。キャンパスは広大であり、それに見合うだけの研究学部を持つ、極東ロシア最大の総合大学です。世界各地から広く留学生を受け入れており、キャンパス内の国籍、人種は多様であるといえます。ウラジオストクの人々にとっては公園としての役割も担っており、キャンパス内に海岸を有していて日本との違いを感じられます。
学習面について
大学で受けられる講義は文法、会話、読解、聴解の四つであり一週間で計10のペースで行われます。最初にクラス分けのためのテストが行われ、各人に見合ったクラスに組み入れられますが、授業内容に不満がある場合は変更も可能なようです。クラスは平均して10人以下の少数クラスであり、授業内の自主性もある程度必要です。先生はみな優しいので、困ったらすぐ質問するといいでしょう。
生活について
キャンパス内には食堂がいくつかありますが、夜間は営業していないので、自炊は必要です。市内のバスを利用できるようになれば、スーパーまで買い出しに行けるので、生活がぐっと楽になるでしょう。物価は把握しづらく、生活に必須な穀物等は安いですが、それ以外はまちまちです。寮の設備はまずまずで生活には困りませんが、二人部屋なので、しばしば問題が発生しており注意が必要です。
留学で得たこと
ロシアへの留学というのは、日本ではそれ自体が珍しく、稀有な体験といえます。留学以前は、全くと言っていいくらいロシア語が使えなかった私ですが、4か月で大きく成長できたと感じています。もちろんこれからも学習は必要だと思いますが、この留学経験はこれからの学習に対する大きな足掛かりとなってくれると思います。語学のみならず、ウラジオストクの生活、文化の一端に触れられたこと、大変貴重な体験ができたと留学を振り返り、感じています。
後輩へのアドバイス・知の森基金へ一言
留学には少なくない額のお金が必要であり、私の留学生活においても相応の額が必要でした。そんな中で「知の森基金」様から支援金を頂けたことで、留学に向けての準備を滞りなく進めることができました。「知の森」という制度と、運営に携わるすべての方々に感謝したいと思います。